食支援(訪問栄養食事相談)
『最後まで食べたいをかなえて欲しい』『元気になれるように栄養をとりたい』などのご要望に寄り添う食支援のお仕事をさせていただいています。訪問のご希望がある場合は、主治医の先生やケアマネージャーにご相談下さい。またはお電話で直接ご相談下さい。(TEL03-6902-0048)
◆具体的な支援例
#嚥下機能にあった支援
飲み込みが悪くなった。安全に食べられる物が知りたい。本人の好きなものを食べられる様にしてあげたい。
➡歯科医師の嚥下評価に同行し、なるべくお好きなものを事前にお伺いして、試すもの自体もお好きなもので調整します。結果今の飲み込みの力にあった食事の形や水分のとろみ具合をその場でお伝えしています。その先の好きなものをどうするかはご相談しながら、市販品をお勧めしたり、調理を一緒にすることもあります。
#経口移行したい(胃瘻から 経鼻栄養から 中心静脈栄養から・・・)
ケースバイケースです!栄養の土台が改善でき、介護力と訓練(多職種やご家族)と連携がしっかりとれると食べられるケースもあります。どこがゴールかは、根底にあるご病気や介護力とご家族やケアマネ、主治医、看護師、リハ職種の皆さまと連携がうまくいくかで変わってきます。でもまずはあきらめずにご相談下さい。
➡毎月継続してご訪問して、ゼリー~開始して土台の栄養を立て直した結果、胃瘻や中心静脈栄養や外れた方もいらっしゃいます。連携の賜物です。でも残念ながら、疾病の影響で土台が立て直せない場合もあり、その場合はお楽しみの支援に切り替えます。
#褥瘡改善のための支援
認知症で急激に食べられなくなった。ペースト食を食べていたが、水分もとれていないし、褥瘡もできてしまった。
➡ペースト食だと、どうしても栄養が不足しがちです。必要な栄養を算出。食べている内容を確認して不足な栄養をどうとるかをご提案し、エンシュアHが出ていたものの量が不足していて、増やしたら褥瘡が改善できた例があります。必要栄養量と摂取しているものの比較が必要になります。
#お楽しみの支援
パーキンソン病で、『胃瘻だけどお楽しみで食べる支援をして欲しい』(栄養が足りているか。どんなものを食べたらよいか、どうしたら食べやすくなるのか?)
➡ラコール半固形で食物繊維が少ない。胃瘻から、ココアを入れてよいか?など不足なケースや必要以上に入れてしまっている場合には量を減らしてもらいますし、心配な時は主治医の先生に採血などをお願いするケースもあります。
#胃瘻トラブルのご相談
施設ケアマネより『退院後、胃瘻になってきたけど下痢をしているのでみて欲しい。体動が激しいので、自己抜去してしまうことがある』
➡ご提案できる経管栄養剤の変更提案と口からは歯科医師につないで間接訓練で飴舐め訓練などに同行。また嚥下評価の食・栄養アセスメントの実施することで、体重が減少しているケースで経腸栄養量の見直しのご提案もしています。
#退院後の食支援
心不全で退院になったが今まで自宅では普通の食事を食べていたのに退院時の栄養指導でミキサー食と言われ、家族が困っている。退院後に嚥下と栄養もみて欲しい。
➡今までは、栄養は月2回の訪問でしたが嚥下評価の同行時にも評価にあった支援をしていました。2024年度の介護報酬改定で6月~は、主治医から退院時など訪問栄養を手厚くみる必要のある場合に特別指示をいただいた後、1か月の間プラス2回ご訪問が出来るようにありました。
上記はほんの一部です。十人十色それぞれの食のお困りごとを支援出来ればと日々思っております。
お気軽にご相談いただければと思います。
◆介護保険の適応となる方(介護保険の要介護度認定を受けていて1~2に該当する)
1.通院が困難な方 2.医師が以下の特別食を必要とした場合
糖尿病、腎疾患、脂質異常症、胃・十二指腸潰瘍、肝疾患、膵臓疾患、貧血、痛風、消化器系の術後、
がんなどのの特別な治療が必要な方。低栄養と診断された方(体重減少等)摂食嚥下に問題がある方
◆居宅療養管理指導Ⅱ(外部の医師の指示で訪問できます)*介護保険使用 2024/6月施行
イ.単一建物診療患者が1人の場合:
1割負担の方の場合の自己負担は525円
ロ.単一建物診療患者が2人から9人の場合:
1割負担の方の場合、自己負担は424円
◆保険外のご相談も承っております。まずどのようなことにお困りなのかご相談下さい。
TKG小日向台町歯科認定栄養ケアステーション
(医社)TKG会小日向台町歯科 TEL:03ー6902-0048
メールアドレス : tkgkai1eiyou.care.station@gmail.com
お電話でのお問い合わせも承っております。服部までお気軽にお問い合わせください。